『富豪刑事 Balance:UNLIMITED The STAGE』観てきました。

♪ふっご~け~じ~


アニメ『富豪刑事』が舞台化するよ!推しも出るよ!ってことで行ってきましたクラブex。舞台化が発表されたときは放送中だったので、もしや推しはアニメ後半に出てくる犯人かなにかか……?と思ったら完全オリジナルキャラ。なんなら舞台で描かれるのはアニメの後日譚だっていうじゃないですか。


会場のクラブexはステージが円形の劇場で、そこまで大きくないんですけど、今回の演出は尻が割れるでおなじみ(おなじみにするな)西田さんなんです。西田さんと言えばステージの装置がぐるぐる動くイメージがあるんですけど、さすがにあそこには動く装置は乗らな……ああああああ、装置が動かなければ、キャストが動けばいいんですね!?!?!?!?!?!?!?!?


ってことで、このご時世どこもかしこも自粛していた通路での演出がひさびさに解禁されました。いや、別に解禁!てことでもないんでしょうけど。なんかちょっと懐かしさすらあったよね。


物語は前途のとおり後日譚。本編でも物語のキーになった「アドリウム」がらみの新しい事件が起こります。そして新たに登場するのが、春と警察学校時代の同期で親友だった守山と、警察学校時代の2人を指導していてた坂守。そして彼らの同僚・室井と、事件のカギを握る男・宮城。主なところはそんなとこかな。


にしても、大助演じるのってむずかしかったろうなー。感情があらわになるタイプじゃないし、つかみどころないじゃないですか。糸川くんなのでいささかかわいらしすぎるかなっていうのはありましたが(そしてやっぱりかわいかったのですが)アリかナシかでいったらアリアリでした。

そして春よ……。正直、修司くんはまだ演技が発展途上だと思うんです。拙さを感じるときもありました。あったんですけど、それをうわまわる華やかさと熱量で、あぁ春ってきっとこんな感じなんだろううなぁと思わせてくれました。

脇を固める役者たちもステキでしたね。ここの演技がしっかりしているからこそ、物語に芯が通るんだよね。瀬戸さんの憎たらしいまでに飄々とした感じや、窪寺さんの安定感、そして一慶くんの繊細なお芝居。星野くん役の子は初めましてだったんですけど、とても可愛かったですね……ほう、番ボの子……


それほど広くない会場全体を巧みにつかった、スピーディーでスタイリッシュな演出にワクワクさせられっぱなしの2時間弱。アクションもてんこ盛りだったし、この感じがひさびさすぎてうれしくって、追いチケットしたってことで察していただければと。ライトセイバーでバトルの意味?考えるな、感じろ!


感染症対策に関しては、コロナ禍で見た舞台のなかではダントツにアレだったのでハラハラしたんですけど(食べ物とかはちょっとマジで心配よ……)なんとか無事に終わって良かったです。


にしても、やーね、めちゃくちゃ楽しいものを見ながらこんなこと考えなくっちゃいけないだなんて。楽しかったー!って感情だけに身を任せられる日が早くやってきますように。

 

それはそうと、アニメ富豪刑事2期とかないんですかね? OVAで春の警察学校編とかやってくれてもいいんですよ?小銭落としつつ、気長に待ってまーす!