黄色いシールを貼ろう:MANKAI STAGE A3!~AUTUMN2020~の感想とか

コレハ幻覚デスカ? イイエ、現実デス……
秋組の女は、そして左京の女はエーステ秋単で無事召されました。ありがとうございます。思い残すことはありません……銀二がいたんですよ……BUZAMA~!(名曲ですね!)

すぐに取りみだすオタクしぐさ失礼しました。

さて、エーステ秋組単独公演に行ってきました。今回の演目は「異邦人」と「任侠伝 流れ者銀二」。異邦人はさいっこうに大好きなシナリオだったのでほんっとにほんとに期待してました。そして、推しの左京さんの座長作品・銀二~~~~~!BUZAMA~~~~~!すみません、秒で取り乱して進まないので、ちょっと正気になりますね。


前述の通り、異邦人はシナリオがたまらなく好きで、号泣したイベストでした。過去を引きずる臣に手を差し伸べるのが、自身の過去の過ち(しかもわりと直近)を乗り越えた太一っていうのが熱すぎて。黄色いシールの下りで号泣してしまったんですよね。

これはもともとのストーリーがいいってのもあるのですが、臣と太一のやりとりがいちいち尊すぎて「世界よありがとう……」みたいな気持ちになっていました。海辺のシーンがとても素敵だったので、アタシも心のシャッター切りまくり。アオハルじゃんね……


そしてヴォルフ! 正直中の人の歌唱力にいささか不安はあったのですが(いやほんとすみません)、そんなこと気になんないくらいかっこいいでやんの!スタイルの良さが映える映える。ゼロもちゃんと「男の子が女装した」って感じでよかったなぁ。推しの左京さんのフェチい衣装もありがとございます!(?)


さて、幻覚のお時間です。いや、幻覚じゃなく現実だったのがヤバヤバのヤバなんですけど!推しの座長公演『任侠伝 流れ者銀二』ですよ~~~~~~~~~。

あ、すみません、また取り乱しました。

や、じつはこのお話、正直エピソードとしては弱いんですよ。お互いを思うが故のすれちがいなんですけど「そこは言えよ!!!!!!!」って思ってしまうんですよね。それ言ったら秒で終わってしまうんですけど。だから、あのエモエモ『異邦人』のあとだとどう見えるんだろうな~ってちょっと心配してました。いや、左京さんと秋組、そんでMANKAIカンパニーとの絆みたいなのがわかってすんごい良かったんですよ。

でも、ちょっと弱い…かもな……なんて思って………は????????????

劇中劇でぶっ飛びました。皆さん観ました? 長ドス振り回す左京さん観ました? 欲望に抗うことができなかったので秒でオペラグラスを構えてしまったのですが、色々なものが見えました……いけませんいけません……
そしてラストの左京さんワンマンショー。ありがとうございます。現実です。あまりのかっこよさと美しさに圧倒されて、ずっと泣いていました。愛していたからこそ顔向けできなくなった演劇の世界に、こうやって戻ってきて座長として板の上に立っている。おかえりなさい。みんなあなたを必要としてるんだよ。

秋組は再生の色合いが強い組だと思っています。大きな壁にぶつかったあと、次の一歩を踏み出すってとても勇気のいることで、年齢を重ねてしまったならなおさら弱気になってしまうもの。それでも踏み出せるのは、仲間がいるからんだよなあああああああ!(五体投地
藤田玲様、最高の推しキャラを演じていただいてありがとうございます。あの殺陣シーンの説得力は一朝一夕で出るもんじゃないし、そこにいたのは紛れもなく左京さんでした……SUKI……。

 

原作では、幼いころから彼を見てきた雄三さんが涙をみせるシーンがあるのですが、皆さんご存じの通り、雄三さんを演じるたっきーは、昨年天国へと旅立ってしまいました。すでに出演が発表された後だったのですが、このカンパニーは代役を立てるのではなく、一部演出を変えて上演することにしたんです。『銀二』が終わったあと、支配人が語りかけるシーンがあったのですが、ここはおそらく、雄三さんではなく、たっきーへのメッセージなんだろうな、と。演劇の魔法で、雄三さんはそこにいたし、たっきーが演じた雄三さんだったよ。

いろんな感情でぐっちゃぐちゃになりましたが、ラストは秋組テーマ曲のスパイラルエモーション、そしてブルスマ。ハッピーな気持ちで終われるのは最高だね!

 

さて、今週末から凱旋公演がはじまります。地方を回ってきてどう変化しているのか楽しみです。新型コロナウィルスの影響で、客降りのハイタッチはないとのことですが、それ以上の魅力にあふれた公演なので、思い残すことなく咲いてこようと思います。その日はきっと、黄色いシールだね!