「无」から生まれた物語 ー舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 初見の感想ー

どうしよう、どこから書いていこう。とりあえずこの状態でアウトプットが必要だと思ってこれを書いています。

 

无伝の配信見ました。5月に現地はあるのですが、現地に行ったら頭がバカになって「ラッセラ〜!フ〜〜〜〜〜〜!」ってなってしまうことが天伝で分かっってしまったので(残念すぎるな)まずは配信で話の骨をちゃんと掴もうと思って、日曜の夜に見るという暴挙に出てしまいました。結果興奮してこの有様です。明日は校了日なんですけど……

 

さて、大坂夏の陣。歴史に抗うため自害してしまった信繁に代わって、その役割を演じようとした大千鳥くん。意外と上手く行ったりして〜なんてことはなく、割と早くにバレてしまいましてね。しかもそこには真田十勇士がいるんですよ。真田の兵が持っていた有象無象の刀に無理矢理物語を付与して、(おそらく如水が)顕現させた、これもある種の刀の付喪神みたいなもんですよね。

実は、記録や逸話だけが残っていて現存してない刀剣男士なんて全然珍しくなくて、だからこそ真田十勇士に関してはなんだかこう、遠からずみたいな気持ちになってしまうんですよね……。出てきた瞬間からもう愛おしくって……そして物語のなかでも明確な「敵」としては描かれていないんだよね。ただ役割を与えられてしまっただけで。

 

それにしても、思った以上に大千鳥くんの存在に関して、わりとぐいぐい行ってたね。大千鳥くん、真田の逸話をもつ槍として顕現しているけど、その真偽は定かではないんですよ……。このへん、回想とかでフワッと言われているくらいだったので、初手でこのネタぶっ込んできたのはわりとびっくりしました。

 

そして、三日月さんと高台院の関係性がとても理想的で美しかったのに対し、長谷部と如水の関係性があまりにも歪でつらかったな。あれ、長谷部は相手が誰なのかちゃんとわかってたのかな……?その辺アタシの理解があやふやなので、のちほど確認したいと思います。

 

天伝のまんばちゃんと清光のやりとりに当たるのが、无伝では三日月さんと鶴さんの会話だったんだろうな。あそこみて、いまなら慈伝に向き合えるかもな、なんて思いました。めちゃくちゃエモいシーンなのに、メモには「衣裳展」って書いてましたすみません……

 

あ、そういえば、秀頼様の介錯に使ってた刀、一期一振でしたよね……? この記憶って、いまのいちにいになんか影響でるのかな。過保護なので、この記憶もろとも焼けてほしいのですけれど(過保護)。

 

今回サラッと言われてましたが、歴史改変されたら、その時間軸を放棄して閉じちゃうことができるんですね。「放棄された世界」はそうやってできてたのか……。余計なもの取り除いて放棄するって感じなのかな。そんで異物を上手く取り除けなかったときに刀剣男士が派遣されるってことなのかしら?

 

「无」ってのは「無」なのだけれども、ああ、そうか、存在しない=无から生まれた真田十勇士と、存在が限りなく无に近い大千鳥の物語でもあるんだよなあなんて、ふわっと思いました。でもね、「伝」がついた時点で物語なんだよ。もう、彼らには物語があるんだよ、なんて。

そして「夕紅」は炎で燃えている大坂城と、戦乱の世の終焉の暗喩だけじゃなく、真田の赤備えも含んでいるのかな、とも思いました。

 

こんな感じで全然考察までに辿り着いてないけど、とりあえず興奮だけドロップしておきます。我ながらかなりとっ散らかってるなw ああああ、ラストの顕現(!)とあそこがアレになったのやばいですね。バレありブログだけどそこまで言うのは無粋だと思うのでやめときます。

 

まずは5月。回ってきます。